玄関アプローチ材料|コンクリート打ち
コンクリート打ちとは、玄関までのアプローチを掘り下げて整地し、砕石を敷き詰めて押し固め、その上に鉄筋を入れてコンクリートを流し込んだ舗装方法です。表面仕上げによって歩行感や見た目が変化し、代表的なものには金ゴテ仕上げと刷毛引き仕上げがあります。
金ゴテ仕上げは表面が滑らかで均一な仕上がりとなり美観に優れますが、雪や雨で濡れると滑りやすい点に注意が必要です。一方で刷毛引き仕上げは表面に細かい筋を入れるため、滑りにくく歩行の安全性が高まります。施工時に仕上げ方法を選択することで、機能性とデザイン性を調整できます。
基本仕様(耐久性・価格の目安)
コンクリート打ちの耐久年数と費用感を確認しておきましょう。
【耐久性】約15年~30年程度
【価格】5,000円~8,000円/㎡
施工条件や鉄筋の有無、表面仕上げの方法によって耐久性や価格は変動します。定期的なひび割れ点検やシーリング補修を行うことで、耐用年数を長く保つことが可能です。
メリット
コンクリート打ちを玄関アプローチに採用することで得られる利点です。
● 掃除がしやすく、手入れが簡単
● 耐火性がある
● 表面が均一で美しい仕上がりになる
● 刷毛引き仕上げにすることで滑りにくくなる
コンクリートは強度が高く、車の乗り入れにも対応可能です。玄関まわりをシンプルかつ機能的に整えることができ、外構の定番素材として多く採用されています。
デメリットと注意点
弱点や採用時に注意すべきポイントを整理します。
● 金ゴテ仕上げは雪や雨で滑りやすい
● 夏場は照り返しが強く暑さを感じやすい
● ひび割れが発生することがある
コンクリートは一度打設すると補修が容易ではないため、初期施工の精度が重要です。特に玄関アプローチは日常的に使用するため、滑り止め効果のある仕上げを選ぶことが推奨されます。
コンクリート打ちについてのまとめ
コンクリート打ちは耐久性・耐火性に優れ、均一な美しい仕上がりが得られる定番の玄関アプローチ施工法です。価格も比較的手頃で、多くの住宅に採用されています。
一方で、仕上げ方法によっては滑りやすさや照り返しの強さといった弱点もあります。適切な仕上げを選択し、定期的にメンテナンスを行うことで、長期にわたり安心して使用できる玄関アプローチを実現できます。
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