MENU

玄関アプローチ材料|枕木

枕木とは、本来は鉄道線路の下に敷かれる角材のことを指します。外構や玄関アプローチにおいては、その質感と存在感から装飾的要素を兼ねた舗装材や景観材として利用されます。天然木の枕木と人工的に加工された枕木に分かれ、素材や特性によって用途や耐久性が異なります。

天然木枕木は、クリなど防腐処理が施された木材や広葉樹の硬い木を使用し、質感が良く自然な風合いを楽しめます。一方で、人工枕木はコンクリート製・繊維強化プラスチック・アルミなどから造られ、耐久性やメンテナンス性に優れています。デザインや強度の面で幅広い選択肢があり、玄関アプローチの雰囲気づくりに適しています。

基本仕様(耐久性・価格の目安)

天然木と人工枕木の耐久性と価格の違いを比較します。

【耐久性】
天然木枕木:約10年~15年程度
人工枕木:約50年程度

【価格】
天然木枕木:8,000円~20,000円/㎡
人工枕木:15,000円~50,000円/㎡

天然木は自然な表情が魅力ですが耐久性に限界があります。人工枕木は価格は高めでもメンテナンス負担が少なく長持ちするため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れます。

メリット

枕木を玄関アプローチに使う利点です。

● 天然木枕木は質感が良く自然な雰囲気を演出できる
● コンクリート製以外の人工枕木は軽量で扱いやすい
● 人工枕木は腐らず、害虫駆除の手間がない
天然木は温もりを感じさせる素材感が魅力で、人工枕木は安定した品質と高い耐久性が特長です。環境やデザインの要望に合わせて選択肢が広がります。

デメリットと注意点

弱点を理解して適切なメンテナンスを行うことが重要です。

● 天然木枕木は経年劣化で木が痩せる
● 防腐・防虫処理をしていても腐敗や虫害が発生する可能性がある
● コンクリート製枕木は塗装が剥げると見た目が悪くなる
● コンクリート以外の人工枕木は重量に弱い
天然木は風合いを重視する代わりに寿命が短く、定期的な防腐剤塗布や交換が必要です。人工枕木はメンテナンスが少なくて済みますが、素材ごとの弱点を理解して選ぶ必要があります。

枕木についてのまとめ

枕木は玄関アプローチに独特の風合いと存在感を与える素材です。天然木は質感に優れるものの耐久性が短く、人工枕木は長寿命で維持管理が容易という違いがあります。

コスト・デザイン・メンテナンスのバランスを考え、用途に合った種類を選ぶことが大切です。自然素材ならではの温かさを重視するか、耐久性と利便性を優先するかによって最適な選択肢は変わります。適切に選び施工・管理を行えば、枕木は玄関アプローチを個性的で魅力的に演出してくれるでしょう。

建物材質・種類 - 玄関アプローチ材料

タイル
レンガ
インターロッキング
枕木
コンクリート打ち
自然石(天然石)
砂利
洗い出し
人工芝
樹脂塗装