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ケイカル板破風板

ケイカル板破風板は、ケイ酸カルシウム板と呼ばれる不燃材料を用いた破風板で、軽量かつ加工が容易なため施工性に優れています。窯業系と同様に塗装による表面保護が必須です。

耐火性が高い一方で雨水に弱く、吸水すると膨張や割れの原因となります。そのため塗膜による防水保護が重要です。軽量で費用も比較的安価なため、多くの現場で採用されています。

ケイカル板破風板の仕様・性能

ケイカル板破風板の素材特性や耐久性、施工上の注意点を整理します。

● 素材構成

ケイ酸カルシウムを主成分とした板材。不燃材料として国土交通省認定を受けており、軽量で施工しやすい。

● 耐久性(目安)

約8年〜10年程度(塗膜維持により延命可能)

● 価格(目安)

約800円〜3,000円/枚

● 耐水性・耐火性

耐水性:低い(塗装による保護が必要) 耐火性:高い

● 施工上の留意点

吸水すると膨張や割れが発生するため、防水塗装を切らさないよう管理する必要があります。

使用箇所・適材適所と代替材比較

ケイカル板破風板の設置部位と他素材との比較を示します。

● 主な使用箇所

住宅や施設の屋根端部、破風部分

● 採用理由

軽量で施工が容易、かつ耐火性が高い

● 代替材比較

木材破風板:加工しやすいが耐火性・耐水性低い 窯業系破風板:耐火性高いが重量あり ケイカル板破風板:軽量・耐火性高いが耐水性低い

ケイカル板は耐火性と施工性に優れますが、防水管理が欠かせません。

劣化症状・点検・メンテナンス/保険の視点

ケイカル板破風板の劣化傾向、点検方法、修繕方針と火災保険活用のポイントを整理します。

● 劣化症状

膨張、割れ、塗膜剥がれ

● 点検の要点

塗膜の劣化状態、吸水跡や膨らみの有無

● メンテナンス方針

軽微:防水塗装の再施工、中程度:部分交換、重度:全交換

● メリット・デメリット(要点)

【メリット】軽量/施工費用安い/加工しやすい/耐火性高い 【デメリット】塗装必須/雨水に弱い

ケイカル板破風板についてまとめ

ケイカル板破風板は軽量で施工性に優れ、耐火性も高い素材ですが、耐水性が低いため塗装による防水保護を切らさないことが重要です。

【耐久性】約8〜10年 【価格】約800円〜3,000円/枚 【メリット】軽量/施工費用安い/加工しやすい/耐火性高い 【デメリット】塗装必須/雨水に弱い

建物材質・種類 - 破風板材料

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