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窯業系破風板

窯業系破風板は、セメントと繊維質を混ぜ合わせて成形した建材で、新築住宅で採用されることが多い素材です。耐火性に優れ、見た目もきれいな仕上がりになります。

雨に強くないため、木材破風板と同様に塗装仕上げで塗膜を形成し、保護する必要があります。塗膜が劣化すると内部に水分が侵入し、ひび割れや劣化の原因になります。

窯業系破風板の仕様・性能

窯業系破風板の素材特性や耐久性、施工上の注意点を整理します。

● 素材構成

セメントに繊維質を加えて成形したボード状の建材。耐火性が高いが、吸水を防ぐため塗装が必要。

● 耐久性(目安)

約7年〜10年程度(塗膜の維持状況により変動)

● 価格(目安)

約4,000円〜5,000円/m

● 耐水性・耐火性

耐水性:低い(塗装による保護が必須) 耐火性:高い

● 施工上の留意点

重量があるため施工時には下地や固定方法に注意が必要。

使用箇所・適材適所と代替材比較

窯業系破風板の設置部位と他素材との比較を示します。

● 主な使用箇所

新築住宅の屋根端部や破風部分

● 採用理由

耐火性が高く、見た目がきれいで外観を整えやすい

● 代替材比較

木材破風板:加工しやすいが耐水性低い 金属系破風板:耐久性高いが熱変形やサビの可能性あり

窯業系は耐火性と外観性で優れるが、耐水性には注意が必要。

劣化症状・点検・メンテナンス/保険の視点

窯業系破風板の劣化傾向、点検方法、修繕方針と火災保険活用のポイントを整理します。

● 劣化症状

塗膜剥がれ、ひび割れ、変色

● 点検の要点

塗膜の劣化具合、水分侵入跡、ひび割れの有無

● メンテナンス方針

軽微:塗装補修、中程度:部分交換、重度:全交換

● メリット・デメリット(要点)

【メリット】見た目がきれい/耐火性高い 【デメリット】耐水性低い/塗装保護必須/重量あり

窯業系破風板についてまとめ

窯業系破風板は、新築住宅でよく採用される耐火性の高い素材で、外観性にも優れますが、耐水性の低さから塗装による保護とこまめなメンテナンスが欠かせません。

【耐久性】約7〜10年 【価格】約4,000円〜5,000円/m 【メリット】見た目がきれい/耐火性高い 【デメリット】耐水性低い/塗装保護必須/重量あり

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