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内装天井材|モルタル

モルタルは、セメント・砂(骨材)・水を混ぜ合わせて作られる建材で、左官職人が一つひとつ手作業で仕上げるのが特徴です。一般的には灰色が多く見られますが、近年ではパステルカラーなどの色合いも選べるようになり、表情のバリエーションが広がっています。施工方法や仕上げ方によって、色合いやコテのムラが独特な風合いを生み出す点が魅力です。

内装天井にモルタルを使用することで、無機質でありながら高級感を漂わせる空間を演出できます。シンプルながらも素材感が強く出るため、モダン・インダストリアル系のデザインに適しています。

基本仕様(耐用年数・価格の目安)

モルタルの寿命や価格帯を確認しましょう。

【耐用年数】約30年程度
【価格】約3,000円~/㎡

モルタルは耐久性があり、長期的に使用できる素材です。ただし、乾燥による収縮が大きく、時間の経過とともにクラック(ヒビ)が入りやすいため、定期的なメンテナンスや補修が必要です。

メリット

モルタルを天井材として選ぶメリットを整理します。

● 耐火性があり安全性に優れている
● 左官仕上げによる独特の質感や風合いを楽しめる
● 無機質でありながら高級感を演出できる
● カラーバリエーションが豊富でデザインの自由度が高い
モルタルは素材そのものの持ち味を活かし、シンプルながらも存在感のある仕上がりを実現できます。

デメリットと注意点

導入時に留意しておきたい課題です。

● 乾燥による収縮でクラックが入りやすい
● 手作業仕上げのため施工期間が長く、コストも高くなりやすい
● 出来栄えは職人の技術力に大きく左右される
モルタルは独自の風合いと高級感を演出できますが、施工難易度の高さやコスト面を考慮する必要があります。

モルタルについてのまとめ

モルタルは、左官職人の手仕事によって独特の風合いを持つ内装天井材です。無機質ながらも高級感のある空間を演出でき、デザイン性に富んでいます。

一方で、施工コストや期間の長さ、クラックのリスクなどの課題も伴います。導入する際には職人の技術やメンテナンス性を考慮し、デザイン性と実用性のバランスを意識することが重要です。

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