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オール電化住宅

オール電化住宅とは、調理・給湯・冷暖房などの家庭内エネルギーをすべて電気でまかなう住宅のことを指します。

具体的には、IHクッキングヒーターや電気給湯器(エコキュート)、電気式床暖房などが代表的な設備です。「火を使わないから火災保険は不要では?」と思われがちですが、漏電や電気機器のトラブルによる火災のリスクは依然として存在します。
また、火災保険は建物内の設備を対象としていますが、屋外の設備(例:屋外設置の太陽光パネルなど)は補償対象外となる場合があるため、注意が必要です。

オール電化住宅でも火災保険が必要な理由

オール電化住宅であっても、以下のようなリスクによって火災が発生する可能性があります。
● 電気配線のショートや老朽化による火災
● 落雷や電圧異常による設備破損や出火
● 他室・隣家・外部からの延焼被害
● 漏電による火災事故
これらのリスクに備えるため、火災保険の加入は不可欠です。

補償内容での注意点

● 火災保険は原則として建物内の設備が対象です。屋外に設置された機器(太陽光パネル・屋外配線など)を補償対象とするには、特約の追加が必要になる場合があります。
● 電気機器の故障やトラブルは、火災保険ではなく動産保険や機械保険の対象となることもあるため、補償の対象範囲を事前に確認しておくことが大切です。

オール電化住宅の火災保険選びのポイント

1. 屋外設備の補償有無を確認する
太陽光パネルなどの屋外設備がある場合、それらも補償対象に含めるには特約が必要です。
2. 電気リスクへの備え
火災だけでなく、電気設備の異常による出火などに備えることも重要です。
3. 他室や外部からのリスクも想定する
自宅で火を使わなくても、他室や隣家からの延焼リスクは存在します。
4. 保険会社ごとの特約比較
特約内容は保険会社ごとに異なるため、必要な補償内容を明確にして選定しましょう。

まとめ

オール電化住宅は火の使用を抑えることができる一方で、電気由来の火災リスクが存在するため、火災保険の加入は不可欠です。

電気設備の異常や外部からの火災リスクにも対応できるよう、補償内容や特約の範囲を十分に確認したうえで、自宅に最適な火災保険を選びましょう。屋外設備がある場合はその補償範囲にも注意が必要です。